黄斑上膜の手術時期について教えてください
黄斑上膜の自覚症状は、視力低下と歪視(ゆがんで見えること)です。
進行予防や回復の薬物療法は無く、手術しか方法がありません。
手術時期に関するお勧めは、出来るだけ早期ということになり、私は九大講師時代から提唱しています。
約15年前にこの疾患の病理病態を解明しました。
ある程度進行してからでも手術すれば視力は比較的戻りやすいのですが、
進行してからでは歪視が残りやすく、前以ていくら説明していても術後いつまでも
不満を訴える患者さんが決して少なくないのはお互いにとって不幸だと思います。
後悔したくなければ出来るだけ早期に手術を受けられることをお勧めします。
手術は局所麻酔ですが、眠った状態でさせて頂きますので、ひと眠りしたら
終了です。短期間で日常生活に戻れます。
2024/09/07