網膜前膜・黄斑円孔

網膜前膜・黄斑円孔

網膜前膜とは

 加齢に伴って起こる特発性と、ほかの眼病に伴って起こる続発性があります。黄斑部網膜に接する後部硝子体皮質(こうぶしょうしたいひしつ)と呼ばれる部分が、加齢やぶどう膜炎などの眼病に伴って半透明の膜状組織になって網膜前膜が生じます。網膜前膜が生じても、急激に病状が進行することは少ないため、自覚症状のないまま放置されていることもたくさんあります。網膜前膜の収縮の度合いに伴って黄斑部網膜も変形したり機能が障害されるため、物がゆがんで見える症状(変視症)が出たり視力が低下したりします。治療は手術になりますが、症状が出てから長く放置していたり、著しく視力が低下してからでは視力回復が期待しにくくなるため、ある程度視力の良いうちに手術を検討することになります。

網膜前膜イメージ

誰にでもできる簡単な自己診断チェックシートがあります。図1を普段読書するくらいの距離で見てください。視力検査のように、片眼を手で隠し、開いているほうの眼でシートの中心にある黒い点を見てみましょう。

自己診断チェックシート

 すべての線が真っすぐに見えるかを確認してみてください。図2のように波打って見えたり黒っぽく見えるところはありませんか? また、マス目が欠けて見えないところはないでしょうか。読書などに重要な神経が集中している黄斑に異常があると、物が歪んで見えるなどの症状が起こりますが、普通に両眼で生活している中では気づきにくいものです。一度チェックしてみましょう。

網膜前膜の手術

手術前後のOCT写真

 ごくまれに自然に治る(膜状組織がはがれる)ことがありますが、一般的には硝子体手術が唯一の治療法です。硝子体手術によって膜状組織を取り除くことで症状の改善が得られます。しかし、視力の回復や変視症の軽減は数カ月を要する場合が多く、術前の病状が重ければ視力回復や変視症の改善には限界があり、術後1年経過しても期待されるほどには症状が改善しないこともあります。

詳細は日帰り硝子体手術についてへ

黄斑円孔とは

黄斑円孔イメージ

 眼底の中心にある黄斑部の網膜(もうまく)に孔(あな)があく病気です。黄斑部は物を見るための最重要部分ですから、黄斑円孔になると非常に物が見えにくくなります。眼の老化、とくに硝子体(しょうしたい)の加齢による変化が原因です。硝子体の最も外側、網膜と接する部分を硝子体皮質といいますが、加齢とともに黄斑部網膜に接する硝子体皮質が黄斑部網膜を引っ張る力が加わりやすくなるために亀裂(きれつ)が入って黄斑円孔ができます。症状は変視症で始まることが多く、進行すれば視力は矯正しても0.1程度まで低下します。
 ごくまれに自然に治る(孔が閉鎖する)ことがありますが、一般的には硝子体手術が唯一の治療法です。

黄斑円孔の手術

手術前後のOCT写真

 手術で最も重要なポイントは、後部硝子体皮質(こうぶしょうしたいひしつ)を網膜の表面から剥離(はくり)することにありますが、同時に内境界膜(網膜の最表面にあり、後部硝子体皮質と接する膜)を併せて取り除く方法が一般的です。 しかしこれだけで孔が閉鎖するわけではなく、閉鎖を促すために眼のなかに気体を注入して手術を終了します。術前の病状次第(孔の大きさや発症してからの期間)では術後数日間はうつ伏せなどの体位制限をお願いさせていただく可能性があります。うつ伏せはかなりつらいものですが、今では手術によって90%以上は円孔が閉鎖するようになっていますから、苦痛に耐える甲斐はあります。一方で、孔が小さい場合などはうつ伏せ無しでも閉鎖する可能性が高いと言えます。円孔が閉鎖すると症状は徐々に改善していきますが、変視症や視力の回復程度は術前の状態次第でさまざまです。

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覚悟の瞬間 医療法人孔成会 畑眼科 畑快右

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